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ある朝の出来ごと

昨日までの肌寒さから一転、急に気温が上がり今日は20℃を超える陽気に。

それでも朝晩は冷え込み、ひとけた台まで一気に下がるのだから、
この冷涼な土地が育む今が旬のアスパラはひと際美味しくなるはずだ。

出始めの今が最も美味しいアスパラは、是非早い時期に食して欲しいと思う。

終わりかけのものは、どうしても細く筋張ってくるので
今のこの出始めの柔らかく太いものを是非。

毎日の日課になっているアスパラ畑に足を運んだある朝。
いつも通り山積みのコンテナから自分好みのアスパラを選り分けていると、
畑の主に声を掛けられる。

「珍しいもの見せてあげる」
と言って案内をしてくれた。

『え、何なにナニ!?』
と、好奇心たっぷりに後を付いていくと、なんとそこには
まだ毛が湿っていて産まれたばかりの子ギツネが。

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なんでも、アスパラを採っていると隣の麦畑でカラスが何匹も辺りを旋回していて、
いつまでも騒がしくしているので、目を向けるとこの子がいたのだそうだ。

カラスはどう猛なところがあって、これくらいのサイズだと平気でさらっていって
しまうらしく、追い掛け回したり口ばしで突いたりしていたという。

そして間一髪、無事保護をしたところに私が現れたというわけだ。

普段は収穫前の畑のものを食い荒らすなどの悪さをするが故、農家さんの間では
厄介物と煙たがられるキツネだが、さずがにその状況では不憫に思えてしまう。

自然界では親子で一緒にいることが多いのだが、周りには親らしい影はなく
この子ギツネだけが単独でさまよっている姿は、誰が見ても可愛そうに映るだろう。

そして、後日この子ギツネは里親になってくれる方が現れたようで、少しの間
面倒を見てもらい、後々山に帰されるそう。

とりあえずはひと安心。
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by valore-saida | 2017-05-28 20:25
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