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函館再び

日中の気温がプラスとなり穏やかな陽気に包まれた美瑛。
雪の路面も一気に溶けだし、ザクザク道が車を走りにくくする。

一瞬、春はもうすぐ目の前まで来ていそうな程の錯覚を覚えるのだが、
そこは例年のこと、ここからまだまだ雪の降る日が襲ってくるのだ。

さて、先日お店の臨時休暇をいただきとある場所へ。。。

そこは昨年から何かとご縁のある街、函館。
またしても片道6時間半かけての長距離運転。

今回は函館市の雇用推進協議会からの依頼を受けて、
地域の食資源活用研修(冬)と題された講習会に講師として伺ってきた。

こう言った仕事は普段なかなか受けないのだが、
「函館の魚介に合った野菜使いのポイントを是非教えていただきたい」
といった趣旨で、わざわざ遠く離れた美瑛の私に声を掛けていただけた経緯と、
その他の理由もあり少し迷ったが快諾をした。

今日、食の育成に盛り上がりを見せる街、函館。
都会に負けないくらいの意識の高いお店が軒を連ねている。

その熱き地で、独自の理論で魚の扱いを探究している神経〆師 坂井貴博氏との
出会いは私にとっても大きな刺激となっていた。

彼は地元のお店をはじめ、東京や関西の有名店にも魚を卸していて、
卓越した目利きと神経〆の技術はトップシェフ達の間でも評価が高い。

そして、このお話を引き受けた最大の理由が、
信頼する彼との共演だったからに他ならない。

彼が魚についての講演をし、その後私が料理実演をするといった流れ。

前日のミーティング中に突如決まった神経〆も急遽追加され、
坂井氏の講演に参加者達の関心も終始高かった。

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私の方はと言うと、可もなく不可もなく終わったので割愛するが、
何とか与えられた時間で料理実演を終えることが出来た。

参加下さった皆さんには、今回レシピ提案をさせていただいた料理、
旬の魚介と野菜をテーマにした3品をご試食いただいた。

「すごく美味しかった」「野菜使いの良さが伝わりました」等、一応好評の声を
いただけたので、成功だったと言えたのではないだろうか。。。

普段の業務とは全く勝手が違い、厨房機器も乏しい環境の中で、
調理の説明をしながらの実演というのは、なかなかに難しく、思いのほか
大変だったのだが、良い経験になったことだけは確かだ。

今後もこう言った依頼があれば今度からは前向きに考えていこう。。。かな?

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# by valore-saida | 2017-03-12 22:22

嬉しい気持ち

Valore staff 小林です。

ここ最近溶けかけていた雪がこの数日で一気に降り積り、
もうすぐ終わりそうかと思っていた冬がまだまだ続きそうだなと感じています。

今日は少し前の出来事をお話させていただきたいと思います。

その日は空いた時間ができたので、いつも掃除できていない
部分の掃除をしようと思い立ち、始めました。

それは、毎日頑張ってくれているガス台です。

毎日、使用した後に綺麗に表面は洗うのですが、
隅々の汚れまではなかなか手が付けられていませんでし た。

見るたびに、「あぁー、綺麗に掃除したいな」
なんて思いながらも毎回後回しにしてしまっていると ころでした。

作業を始めて、奥の方に固まっている油汚れなどが綺麗に落ちていき、
どんどん新品のように綺麗になっていくのが嬉しくなり、ついつい
没頭してしまいます。笑 

しかし、さすがに長年使用している頑固な汚れにはなかなか勝てず。
でも、どうにかして綺麗にしたくて家に帰ってから、
「頑固な汚れが落ちる方法」「掃除道具」などで検索したり。笑 
 
汚れていた部分が綺麗になると、自分も達成感を感じるとともに、
ガス台もなんだか喜んでくれているような気がして嬉しくなります!
普段からもっともっとまめに掃除してあげようという気持ちになりました。

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次にまかないでの事。
毎日作らせていただいているまかない。
限られた食材のなかでのやりくりは、レパートリが一緒になってしまったり、
味つけが一緒になってしまったりとなかなか思うようにはいかず。

ですが、美味しものが作れるとやはり嬉しくやりがいを感じております。

そして、この前は「ラザニア」を作らせていただく機会がありました。
普段はなかなかいただけない営業用のお肉をこの日は分けていただき
ボロネーゼに挑戦したり、麺も初めて自分で練って作らせていただきました。
自分なりに試行錯誤しながら、なんとか完成して皆に食べてもらうと
「初めてにしては良いじゃない」というお言葉をいただきました。
心の中でガッツポーズをしつつ一安心。
頑張って作ったものが美味しく作ることができ、それを食べていただいて
美味しいといっていただけるほど嬉しいことはなかなかないと思います。

次は何を作ろうかなと考える日々です。

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# by valore-saida | 2017-03-01 15:41

休みの日課

大変ご無沙汰しております。
valore スタッフの小林です。

長らく更新せず、申し訳ありませんでした。
あっという間に2016年が終わり、
新しい年が明けてもうすぐ2か月が経とうとしております。

この前、年が明けたような気がするのですが時間が経過するのは早く、
またすぐに1年が終わりそうで怖いです。

私ごとですが、気づけば美瑛に来て今年で3年が経ちます。
少し振り返ってみると、本当に沢山の出来事がありました。

バローレで働き始めて、今まで見たことのなかった食材に触れることができたり、
ここでしか経験することのできないことを経験することができたり、
素敵な方、お客様との出会いがあったりと、数えたらきりがないほど濃厚な時間を過ごすことができました。

それも、シェフをはじめ周りの支えがあったからだと感じております。
知っている人や友達が一切いないこの環境での生活に、
戸惑いや苦労したことも今では懐かしい思い出になっております。

北海道に来て5年、聞き取ることも言葉の意味も全然わからなかった方言やなまりも、
今では自然に使ったりと少し道民に染まっている自分をふと面白く思ったりもしています。
地元の友達に会うと、よく「なまってる!」「イントネーションがおかしい!」など言われてしまいます。笑 

余談はさておき、最近の出来事。
今、私はお店で使わせてもらっている牛乳やヨーグルト・チーズなどの乳製品を
作っている酪農家さんのところにお店が定休日の度に研修に行かせていただいています。

今回は、そこの酪農家さんのお話をさせていただきたいと思います。
ご夫婦で酪農を営み、牛乳・乳製品の加工もすべてお二人で手がけています。
6頭の乳牛を飼い、その牛たちの牛乳を使い乳製品を加工・製造しています。

牛たちに名前をつけ、家族の一員のように可愛がって接しておりました。

実際、牛たちは自分の名前を覚えていて、呼ぶと反応して近寄ってくるのです。
牛は、人間に心を開いてくれるまで毎日接しても3か月はかかるそうです。

実際、数回しか接していない自分はブラッシングかけるのもあまり上手にかけることができません。

人間と同じように性格があり、人見知りする牛や人懐っこい牛、臆病な牛などなどそれぞれ違います。
また、牛たちにも相性があるそうで苦手な牛が近づいてくると、その場所から逃げていきます。
人間と本当に一緒で見ていて面白いです。

こちらでは、牛がストレスのない快適な環境で過ごせることを第一に考え、
一年中牛を放牧していつでも牛舎との出入りを自由にしているそうです。

冬の時期でも除雪をして少しでも牛が外との出入りができるようにしているとおっしゃっていました。

北海道では酪農が盛んですが、その中でも放牧をしているのは全体の5%だと聞きました。

5%以外は、牛舎に繋がれたままで自由に動くこともできず毎日を過ごし、
年に一回のお産を強制されています。

また、乳量を増やすために高蛋白質の飼料を与えられて、もって生まれた
寿命を全うできない牛たちが沢山いるそうです。

私たち人間が品種改良をしてしまい、大量生産するために機械と同じように
扱っているという現状があるということを知りました。

毎日の生活で、乳製品を使っている家庭は沢山あると思います。
お店でも毎日のように乳製品を使います。その乳製品を作るためには、
牛たちが毎日頑張って乳を出してくれているおかげで作ることができている
ということをぜひ知っていただければと思います。


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この時期の美瑛の道路は、大変ざくざく道になっており滑りやすく危険なため、
お越しの際はくれぐれもお気をつけていらしてください。お待ちしております。
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# by valore-saida | 2017-02-19 16:49

2月6日

Mrs. Saidaです

2月6日。今年で5回目の花を贈った。

昨年は、小学4年生の女の子に似合うピンクのお花を、
「今年は小学5年生の女の子に似合う可愛いお花を」と注文した。

生きていれば丁度うちの娘と同じ歳になる子。
うちの娘が成長するとともに、その子の事も一緒に思い出す。
その子の母親は私の同級生、大切な存在です。

お花が届いたその日にメールが来た、

「なかなか会えないけど思ってくれている友達がいる・・・感謝している・・・」

と言うような内容だった。

私は5年前の彼女の顔を忘れない。
体の一部をもぎ取られるくらい辛いことがあったのにも関わらず、
乗り越えられない壁を彼女は少しずつ前向きに進んでいる。

今迄彼女に「大丈夫?」 「気を落とさないで!」 「何かあったら言って」
なんて言葉は掛けたことがない。
壮絶すぎてすべての言葉が薄っぺらいと思ったからだ。

感謝しているのは私の方だと学生のころから思っていた。
そして、今の私の励みになっているのは彼女のおかげだと初めて伝えた。

彼女のことを思い出す度、大切な人を亡くした人たちを思い出す度、
私が抱える困難なんて、困難ではないと・・・

だから私は時にはくよくよすることもあるけれど、
逆境を糧にする面白さを見つけようと思えた。

彼女が少しずつ進んでいる姿が私の支えになるのならば、
そうすることが彼女への支えでもあると思うから。
私は一生それを忘れてはいけないと。

人が悲しんでいる時、人が喜んでいる時・・・
何かをしてあげたり、何かを贈ったりするだけではなく、
“自分がどう生きるべきか”
人の悲しみや幸せを本気で心から一緒に分かち合える人は、
自分が一番辛い、不幸だなんて思わないはず。

人生逃げ道、抜け道なんて沢山あります、標識までご丁寧についているくらいかと。。。

そんな標識に従って進める人はある意味幸せなんだと思います。
あえて急な上り坂を選ぶ必要なんてないのだから。

でも、私はまだまだ彼女には勝てませんが、
すり抜ける道を探すことだけは辞めようと思います。

困難は人から新しい力を引き出してくれるように、
困難を持ってくる人は、困難を受け入れた人をまた一層成長させる。

来年、その子が生きていたのならば中学生になる年。
来年はどんな花を贈ろうか。

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# by valore-saida | 2017-02-15 10:51

真昼の半月

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Mrs Saidaです。

今日は比較的穏やかな天気。
いつもよりは少しだけ温かい。
とは言っても最高気温が-3℃なのですが、、、

いろいろと悩まされることが相変わらず多い日々。
大変とは思う反面、そういう考えさせられる環境に
あるというのはとても充実していることだとも思う。

自分にとって安易な方の道を選択したら、その分きっと
マイナスの結果が付きまといそうで怖いというのもある。

何も考えることがなく、何の刺激も無く、ただ何となく
だらだらと時間だけが過ぎてゆくのは本当につまらない
ことだと感じるはずだから。

幸いにもそっち側の経験は今だしたことはないが、
大変だと感じることほど、成し遂げた時の達成感は
必ずと言っていい程比例する。

うちのお店でいうとそれがお客様からの評価だったりすると
尚更嬉しいことで、やりがいは大きく加速するのだ。

今、私はとある勉強を1から始めているのだが、
頭が凝りに凝り固まっているこの歳なので、人一倍
時間を掛けないと簡単には覚えれません;;

とは言っても全く知識0のことをやるのだから、並み大抵の
ことではありません。

でも、成果が出たときにはきっと、その費やした時間以上の
喜びとなって返ってきてくれることだろうと、楽しい方に捉えると
敢えて忙しく送るようにしているこの日常も充実するというもの。

頭を使いすぎたら、時にはリフレッシュ。
やっぱり身体を使い走ることも大事(冬は屋内なのが残念ですが)

なるべく隙間なく過ごす一日の中で、それでも充実していると思える
そんな時間こそが、私にとっての人生の楽しみ方なのかもしれない。

以下お知らせです!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

3月7.8.9とシェフが出張につき不在の為、連休を頂戴いたします。
皆さまには大変ご迷惑をお掛け致しますがどうぞ宜しくお願い致します。
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# by valore-saida | 2017-02-08 17:04